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ベジブログ

27歳(酒)による……準・東京生活
ほぼツイッターに移行中で、アカウントは@altiplan0

長山氏が引退しても『ベジ窪」』の日々なにかがここに!
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不毛地帯・その後
SWEET大反省会

公演終わって二週間。昨日は反省会でした。

選挙戦が始まりましたね〜

うちはあんまり”打ち上げ”的なことをしないで、もう本当に反省会。
伝統なのか、まあ。飲まず。
飲んで騒ぐのではないのだけれど、食べて騒ぎました。
上の写真は山のようなお菓子です。

みんな仕事してるんで揃ったのは遅い時間でした。

二週間経った今になって初めてアンケートを読んだ人もいました。
僕もこの間ようやく読んだ次第で、本番中は怖くて読めなかったのです。こんな事は初めてでした。

アンケートは、良かったよという意見や色々なご指摘がありました。思っていたよりも、良かった。
良いお客さん達に恵まれた公演でした。
その戴いたご指摘というのも、みなさんダメ出し的な意味よりも「もっとこうだったらよかったのにな」っていう感じで書いてくれていて、勝手な勘違いかもしれないけれどそう感じて、読むのを怖がっていた自分が少し恥ずかしくなりました。
もっとお客さんを信じないとだめだわこれは。
良い意見もそうでない意見も、両方いい感じに混ざっているのが良いアンケートだと思うんですがどうでしょうか。

本当にありがたい意見が多かったです。

芝居のここがよかった、とか、このセリフがよかった、っていう局部的な意見よりも、ほとんどがもう、芝居自体の感想だったのも、良いお客さんに恵まれたなあと思う点です。


反省会であがったもので、一番の反省は、やっぱり仕込みの事でした。
僕が借りた時点で照明機材を確認しなかったのがいけなかったのだけれど、あの効率の悪さよ。仕込みの。
機材トラブルは起こってしまう時は起こってしまうのでどうしようもないとしても、問題となったのはそのあとの対処法でした。
ていうか、僕の対処法で。
僕は仕込みの日、急に起こった照明の変更をしていて、それでいっぱいいっぱいになっていました。それがみんなに伝わっていなくて、僕が何をやっていたのか実はみんなが分かっていなかったということが昨日発覚しまして。

せめて話せばよかったんだ。

僕がなんだか分からないことにつきっきりになって指示が出せなかった。
みんな、何が起きているのか分からなくて、何をしたら良いか分からなかったのだと、昨日聞いてはじめて知ったんです。
僕はそうとは露にも知らず、みんなに今の状況が伝わっていると思ってたんですね。
僕にはたまにそういう癖があって。

僕が思っている事は、みんな思っていることだ。
っていうのを思っちゃうことがあるんです。
自分中心に世界が回ってるって思ってるのかな……
そんなことはないのだけれど……。

「僕が思っている事は、みんな思っていることだ」
にはふたパターンありまして、
一つは、僕が説明しないと何もわからない状況で、何も言っていないのに(とは思っていなくて)「みんなわかってる」と思いこみそれ前提で作業を進めてしまうとき。今回みたいな。
もう一つは相手によるのですが、僕が知ってる、考えてる位の事は相手も考えた上で意見を出していると考えてしまうときがあります。
自分の意見の自信のなさというか、ある意味の奢りというかなのだけれど。
そのために、自分の意見が伝わらなくて、話し合いの密度が薄くなり良くない場面なんかもありました。

後者は前から大いに自覚があって、最近直していたのですが、
問題の前者は、みんなに言われて「たしかにそうかも」と思う自分の部分でした。
今回大問題になったのは、非常にてんぱってる時にそういう状況でそういう癖が出たから顕著に見えてしまったのだと思います。
こりゃあ新たな発見です。


お客さんから貰ったアンケートと同じく、みんな僕に「もっとこうだったらいいのに」と思って言ってくれてる事なんだと思います。これは勝手な勘違いではなく、確実にそうだと思います。

性格だから簡単に直せるものなのか分かりませんが、良くなれるようにしていきたいなとお思います。
しばらくの間の僕のテーマは自分の考えを喋る。
そのために、自分の考えを言葉にする癖をつける。
一番苦手な事なんですよねぇ…。
自分の考えや言葉にしずらいものを外に出したくて色々表現に関わってる人なんで。


んにぁ
( ´△`)真面目な事を書いてしまった。

僕の事だけではなく、次回への課題と、目標と、改善点が具体的に示されたよい反省会でした。午前三時までやってました。
| ハギワラ | 不毛地帯が云々 | 23:05 | comments(2) | trackbacks(0) |
Time four us
気付いてみたら

小屋付き照明家の日記も五十回になりまして。
今までのトータルアクセス数をみると、8000くらいもありまして。
三ヶ月弱でそれは多いのか少ないのかわからんけど。
ありがとうございます<(_ _)>


ベジ窪」の日記をブログにするから書かない?

ってちょーさんに言われたとき、最初は断りました。
自分の文章を公開するなんて絶対後で後悔する、恥かく。
そんな風に思ったんです。
いまでもそれは思ってるんですが。

でもやっぱり、興味があったんだろうなあ。
二回目誘われたときにOKしちゃったのよね。

とりあえず毎日なにか、日記みたいの書こうと思ってたんだけれど、

けれど、
今日は書くことありません……

だからこんなの書いてるんだけれどさ。

別に今日は何もなかったわけじゃなくて、いろいろあって、まとまらんのんで書けんのです。そういう日。


CM

クレ556のCMをいま見ました。

夜、バルコニーで向かい合う赤いナットと青いナット。
冷ややかな夜気を包むように、ニーノ・ロータのロミオとジュリエットのテーマが流れている。
二本のナットは恋人同士なのだけれど、お互いに錆びていて近づけない。
そんなとき、クレ556を吹きかける。
するとお互いの錆がとれて二本のナットは一緒になる事が出来る。

っていうCM。
なんか素敵。
僕がニーノ・ロータのあの曲がめっちゃ好きっていうのもあるのかもしれないけれど、でも、なんかいいなあと。面白いし。

それけ。今日は。
| ハギワラ | 照明屋さんのだらだらした生活日記 | 01:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
博品館劇場千秋楽
怠け者の僕からしてみたら超人的な睡眠時間「一日平均三時間」で、三日目を迎えました。
なんだが体がボロボロな気がする……。

というか、体だけじゃなくて段々と心が疲れてきてたのがこのweblogをみるとわかる。昨日とかもう文章よくわからないし。きっと変なテンションだったんだろうなあ。
変な文章がだいぶん恥ずかしい。

ミュージカル、

養成所というか、プロダクションというか、
歌とダンスを教えているスタジオの年に一回ある公演。
有名人(女の子)を沢山出してるところらしいっす。

内容は、子供達が歌って踊ってワイワイワイっていう内容で、
お話は、オーディションに落ちた子供達が仲良くなってワイワイっていうお話です。簡単に言うと。簡単な話なんだけど。

僕の感想は、
本編のミュージカルよりも終わったあとのオマケの方が面白かった〜

終わった後に出演者が数人ずつ交代で出てきてダンスをするんだけれど、
それがもう実に楽しそうに踊ってて、しかも上手くて、それが一番良かった。
小学生低学年から高校生くらいまでの女の子しか出てないのだけれど(講師の人三人を抜かして)その全員がダンスうまいのね。
さすがダンスを教えてるスタジオ。
でも演技が上手い人が特にいない。ミュージカルだから話の流れがわかればいいのかな、という感じ。歌を教えてるプロダクションだから仕方ないっちゃないわね。

楽しくやっているのが一番。
良いものを見させてもらいました。
十回も。


ピンスポットオペレーター

で、僕の仕事はどうだったか。

最終日の今日はもう内容を覚えていて、作った簡単なタイミング表だけ見てあとは台本なしでできちゃいました。タイミング表も確認だけで、ほぼそらで出来ちゃう感じ。

慣れた。

ただ技術は追いつかず、
課題だった光の量の調節が未だ出来ないまま終わってしまいました。
ただもう一つの、美しく光を入れるっていうのは、出来たと思っています。

果たして、僕の仕事はどうだったのか。
先輩達に「どうでした」と聞くのもおこがましく、聞かず終い。
目標は達成できていたのか( ̄_J ̄)?

僕的には、絶対評価で70点くらいの出来だったと思ってるんだけれどなあ。


お客さん

このミュージカル、「A」チーム四回「S」チーム四回と、計8公演やっていました。

なんとその8公演、すべてを見に来ていたお客さんがいたんです!

ピンスポットルームから客席をみていて毎回発見して「何者であるか」と話題になっていたんです。

その人、もう三十代くらいの人なのだけれど、
毎日同じ服装なんですよ。
赤いテーシャツにオーバーオール。少し小太り。
スーパーマリオみたい・・・!!

アイドルみたいな、そういう子も出てるから、そういう人を目当て出来てるのかなあと思っていました。
小さい子が沢山出てるから、そういう子を目当てで来ていたらちょっとあぶない気がするぞ、と思ったり。でもミュージカルだって見世物なんだからどういう見方をして見ようと良いと思うのだけれど。

皆勤賞のマリオ氏。
怪しい人だなあと思っていたマリオ氏。
初日とかさ、カーテンコールでお客さんが手拍子しているのに、合わせて手拍子したりしていなかったのよ。
でもだんだんと手拍子なんかに合わせるようになってきて、今日なんかはもう、カーテンコールとか楽しんでいる様子が上からもわかって、なんだか、よかったなあと思いました。
人が楽しんでるのを見ると嬉しくなっちゃう。
よかったよかった。


さて、
今日は風呂入って寝ます。明日も八時起きですが。
休みはないので。
| ハギワラ | 照明屋さんのだらだらした生活日記 | 23:43 | comments(1) | trackbacks(0) |
超人
ツァラトゥストラはかく語りき

神は死んだ、てか殺したぜ。
人間は自分の力で人間を超えた人間になろうとした方がよくない?
なれないけどね。死ぬまで努力するんじゃい。

よくわからん本ですね。

神とかなんかそういう感じのものに頼らずに、自分の力で「超人」になれって思想なんだって。
この「超人」って部分は英訳の本だと「スーパーマン」なのかな。

公衆電話で着替えればなれちゃうねの。超人に。



そういった超人とはまったく関係ないんだけれど、僕は一つ技を身に着けました。
睡眠時間を減らして行動する技を。

どんなに眠くても、一回起床してしまえばなんとか行動できるって事を発見したんです。今までは眠かったら寝てたけど(プー時代)、ちょっと意識を変えたらなんだかいい感じに起きれるようになりました。
だからとりあえず起きる。
起きる。いいから起きるってことだけ自分に暗示をかけて寝るのね。

すると朝とりあえず起きて、眠い目をしょぼんしょぼんさせながら現場に向かえるのよ。電車とか現場の待機時間とかで、足りない部分を寝て稼ぐ感じ。
待機時間が結構ある仕事だから出切る技なんだろうけれど。そういうので睡眠時間を稼ぎまくる。

そんな感じでやってると、夜遅くまで作業したり遊んだりしながらもきちんと仕事にいけるので、今日も遊んできます。

疲れは決して取れませんがね。
| ハギワラ | 照明屋さんのだらだらした生活日記 | 20:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
わかりづらいのですが
管理者権限で、こっそりえこひいきしています。

あの劇場が再び!

↑をクリックして、「公演情報」をみてみてください。


地味ですが。

誰も気付かないので大丈夫です。
いや気付かないとまずいのか?宣伝だもんね。


照明が僕で、音響がナガヤマ氏でございます。
| ハギワラ | 宣伝は、伝染する。 | 01:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
プロフェッショナル
今回のミュージカルの現場は、

装置&舞台監督がプロの集団で
音響&PAがプロの集団で
照明がうちの会社とフリーの照明家のプロの集団で、

要はスタッフ周りがスペシャリストなんですね。

要領よく、かつ安全に、正確に舞台が進行していくのです。


ていうか、こないだのアートスフィアのときと舞台&音響&照明が同じ人たちだったんで、チームみたいになってますが。もう各セクションツーカーな人たちなんですね。

で、
やっぱプロの現場は違いますよ〜

選挙どうなるんですかね


お茶が。





それはさておき。



銀座の現場は今日から折り返しです。
朝、四連続キューが一個追加されました。
いきなりです。
ぶっちゃけぶっつけ本番です。

これを成功させて「はじめてにしては」を「はじめてなのに」に変えるぞ〜!



というのが、朝の状態。

というわけで


本番終わりました。

昨日書いたけれど、この公演、「A」と「S」と、二つの組に分けてダブルキャストでやってるんですね。
名前見てわかるとおり、

「A」が頑張ってる組で、
「S」が上手い組なわけです。

今日は昼が「A」 夜が「S」キャストでした。

でね、昼やってて思ったのよ。


ピンって、つらい・・・。て


無理な体勢、暑い、ミスれない、創意工夫しづらい
などとさ。いろんな理由をあげて

「これつらいわあ」って思ったわけよ。


昼やってた「A」キャストが芝居あんまし上手くなかったっていうのもあるのかもしれないんだけれど。
いやダンスは上手いが。芝居がねぇ。


でさ、
ピンがつらいって思った後にまた思ったのね。



すごいことを思ったのよ僕。



それを思いついた途端に、

もうピンがつらいとかそういう事が全然なくなっちゃったのね。


すごいでしょ。


その言葉は、、、






「そういえばこれ仕事じゃん」




; ̄ロ ̄)!!

そういえば仕事でピンスポやってるんだった・・・!!


忘れてた!

これで給料もらってるんだったよ。
そりゃしっかりやらなきゃいけませんわ。



なんつーか、

それを思い出すまで、仕事だからというより、
「きちんと出来たら格好いいからきちんとやろう」
と思っていた僕。

きちんとやるのはいいのだけれど、
どっかで照明は仕事だという感覚がなかったのね。

たぶん、これからもないのだけれど。


仕事だからやるというよりは、
「照明が面白いからやってる」
っていう意識の方が強いと思う。


あとは自己満足?とか
自分が格好いいと思うものに近づく為
とか

なんというか、アマチュアですな。考えがもうこれ。


プロって意識が薄いです・・・

一応、やりながら現場管理とかの勉強はしてるんで、
プロの仕事は自然と身につくとは思うのだけれど・・・しかしどうなるんでしょうね。

プロだらけの現場にこういう意識の人って。


迷惑は掛けてないと思うが、かけるまいと思ってやってるが、

ピンやら諸々はしかかりやろうと思ってやってるつもりですが。


……



んー、どーでしょー
| ハギワラ | 照明屋さんのだらだらした生活日記 | 22:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
同伴出勤
銀座ですよ銀座。

もうあっちこっちで同伴出勤ですよ銀座は。
夕飯を食べに外に出たら、おじさんと若い水商売風の女性との男女がうじゃうじゃ。
どうみても同伴出勤する人たちなんですね。

帰りに新橋の駅へ向かって歩いていると、駅から銀座方向に向かって、おじさんと若い水商売風の女性との男女がうじゃうじゃ。
同伴出勤の街ですか銀座は。

ほんとによく見かけます。
呼び込みしちゃだめだから同伴なのかな?
ていうか銀座で呼び込みはしないのか。もとから。

ピンスポットオペレーター二日目。

昨日のゲネプロと昨日のAキャストの本番と、
今日のゲネプロと今日のSキャストの本番と、
すでに四回やりました。

そこまでを見た先輩たちの評価は

「初めてにしては、まあ」
「初めてにしては全然いいよ」

と、初めてにしてはという相対的な評価で、まあまあという感じらしい。

デビューとしては上々というところか……?
しかし、

そんな所で満足していちゃだめだと思うわけです。
最近ポジティブなもんで。

楽日が終わるまでに、先輩たちの評価から
「初めてにしては」
という部分を消したい。
イレースプリーズ。


とりあえず、ピンスポット操作で気を付ける点は

・狙ったところに明かりを出す

・タイミングどおりに明かりを出す

・光を出す方法を間違えない。

・色を間違えない

・光量を間違えない

・ピンスポ以外の普通の照明に合わせてピンスポの光量も変える

・移動する役者についていく

・役者の光が当たってる部分が消えないようにする(光を広げたり)

・余計な光が漏れて光が変に目立たないようにする(光を狭めたり)

・光を消すタイミングを間違えない

・光を消す方法を間違えない

・間違ったところで光を出さない

こんな所でしょうか。
結構あるね。
今の所の僕の課題は、光量の調節と、光を出す時と消すときの美しさだと思います。動く役者を追いながらスーってきれいに出せないのね。
あせってバッって出しちゃう。

あとは二回ある四連続キュー(光を出すタイミング)が不安かと。

まずはそれさえクリアできれば次の課題が見えてくるはず。

なんとかあと六ステージ中にレベルアップして
終わったあとに
「はじめてにしては」
と言われないようになれたら格好いいんだけれどなあ。


まあ、
それをするために家で何か努力するとかそういうことはしてないんで、
ちょっとへたれな文章ですねこれ。
| ハギワラ | 照明屋さんのだらだらした生活日記 | 23:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
ベジサンド
月曜日に萩原氏が仕込んだ照明を、長山きょう不毛テーシャツ来てバラシてきたよ!

別に指定があった訳でもないのに全員黒Tにシャカパンなの。良かったラメラメな服
とか着てかなくて。

なんかいつの間にか萩原氏の会社にバイト登録されてたあたくしですが、てんで役立
たずで申し訳無かったです。
自分、照明は萩原氏に教わったものですから。このひと基礎よりもいきなり応用で教
えてくれるもんだから。
ハンガーが開いてる方に立ってはずすとか、コードの巻き方とか、そんなの初めて知
ったよ!
いやあ勉強になりましたι

ついでに誰か僕に人生の基礎も教えてください(´・ω・`)

| ハギワラ(管理モード) | - | 22:57 | comments(2) | trackbacks(0) |
ピンスポット男
今日から僕は
ピンスポットデビューなわけですが、

今日から少しピンスポットの事を書くかも知れんので、
ピンスポットの説明しようかなと。

照明やってる人には承知の事で、やってない人は興味ないんじゃねーのっていう、今回はそんな回です。

前にも書いたけれど、ピンスポって、動く役者を前から追って照らすものなんですよ。でかい会場でのコンサートとかでボーカルを照らしてたりするあれです。丸いエッヂの。

で、それを出す機械を僕はいじってるわけですが、
大きさ的には、おっきなゴールデンレトリバーくらいの大きさかな。

大体、舞台から客席を見て斜め四十五度くらいの先にある天井に設置されています。客席の真上なんでそこからモノを落としたら大惨事なんですわ。
まじでこれ。
モノっていうか人間が落ちたり、結構危ない場所です。

で、そんな場所にあるピンスポ。
スイッチを入れたら電気が点きっぱなしになっちゃいます。
しかもめっさ明るい。
どのくらい明るいかというと、
ピンスポって普通、蛍光灯と同じような光の出し方のランプを使っているのだけれど、蛍光灯ってだいたい30wとかじゃない。それで結構明るいっしょ。部屋を充分照らせる感じで。
ピンスポはそれが1000wなんですわ。蛍光灯の約33倍の光が点きっぱなしになっちゃうわけよ。スイッチ入れたらすぽーんって。


仮にピンスポを、台に固定された「伏せ」をしているゴールデンレトリバー(マイケル♂六才)だとして、

マイケルの尾てい骨あたりにあるスイッチを押します。
するとマイケルの口から約1000wの、集光された光の筋がピカーッ。

これじゃ白くて丸くて明るい光がずっと舞台に出っぱなしになっちゃってあれなので、それを防ぐためにマイケルには色々と仕掛けがあります。

背中に、三本のレバー。
・一本はアイリスシャッターっていう、丸の大きさや広がり径を自由に変えれるやつ。
・一本はダウザーっていう、光の強さをいい感じに変えられるやつ。
・一本はやったことないから分からない、何か便利なやつ。

どれもランプやら電力系を操るんじゃなくて、出ちゃった光を鉄板で遮ったりして加工するための機構とお見受けします。


マイケルの背中から出ているこの三本のレバーを自在に操って、照明さんは舞台の役者をいい感じに照らしてフォローしていくわけです。


操るための姿勢としては、まずマイケルのお腹の隣くらいに座ります。
肩らへんがだいたいマイケルと同じような高さになる感じで、椅子を調整します。
顔をマイケルにぴたってくっつけて、マイケル側の腕でマイケルを抱え込むようにしてまわして、背中のレバーを操れるようにします。
もう片方の手はマイケルのアゴを持ち、この手でマイケルの口から出ている光の方向を上下左右と変えてゆきます。

1000wも出すランプを内蔵しているわけで、
マイケルね、とっても熱くなっちゃうの。

しかも体を密着させているじゃない。
すごい熱いのよ。僕も。

本番二時間中ずっとランプ点けてるから、マイケルの体温は、胴とかもう素手じゃ触れないくらいになるのね。

レッグウォーマー、タオル、軍手、と、そういう装備をしていないとやってらんないのよ。
特に三本のレバーらへんなんて、中からの熱気がレバーの穴から吹き上げてきて、熱気だけで火傷しそうになるんです。


照明さんはマイケル熱と戦ってるんだ。


さて、
マイケル基本編はここまで。

みんな、マイケルの更なる情報を待て。ハウス。




携帯が両方止まりました。社会人なのに。自由人だから。
| ハギワラ | 照明屋さんのだらだらした生活日記 | 21:25 | comments(2) | trackbacks(0) |
銀座アァ
よんちょめ
銀座四丁目の交差点です。

今日から銀座に六連勤なのです。
博品館の八階に。


今日は一時間半だけ寝て、
眠い目をこすりながら移動。

横浜→自由が丘→北千束
そして北千束でトラックを取って銀座に向かうはずが、駐車場に行ったらトラックがないのよ。朝。

あーれーと思って先輩に電話してみたら


「社長が乗って直接行くって言わなかったっけ、昨日」


聞いてないぃぃ


聞いてないよー


でもそんなことは言えず、僕が言ったのは

「はぁ…」
ま、いっか
てことで。

てことで地下鉄で銀座に来ております。

トラックに満載されてた荷物をおろして、トラック北千束に戻して、また同じルートで銀座に戻ってきたり。

ぐーるぐる。


僕は今日から六日間ピンスポットをいじるわけなのですが、
ピンスポットとはあれです。

ピンクパンサーが劇場の幕の前にいて、それを丸い正面からの光でもって照らしている、そんなやつです。

結構難しいんですよ〜。
僕はまともにいじるの初めてで。わからないことばかり。

照明家として初歩の初歩の技術らしいので、じわじわレベルアップしていく感じで。コレが出来たら一日15000円くらいの仕事できるよ〜。みんな。
| ハギワラ | 照明屋さんのだらだらした生活日記 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) |




マウスコンピューター/G-Tune
ルイ ヴィトンが買えるよ

































































































































































































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