そんなわけで大晦日の前の日です。
最近、雑誌の定期購読というものを始めました。
前々から興味があったり知っていたりしていたのだけれどなかなか書店に置いていない雑誌がいくつかあり、それらをコンスタントに読めるようにと、少ないボーナスの有意義な使い方として、三種類の雑誌で年間定期購読というものを申し込みました。
先月末から今月頭にかけてそのための手続や料金の支払いをして、年末になってようやく雑誌が届き始め、最近は現場へ向かう電車の中で知識欲を満たすための貴重な糧としてそれらを読んで過ごしています。
その雑誌というのは
ナショナルジオグラフィック
DAYS JAPAN
+81
という三種類のものなのですが、
今日は仕事へ行く途中に、一番最近届いた+81という雑誌を読んでいました。
これはおそらくアート雑誌という分類になるのだと思うのだけれど、毎回2、3個のテーマを決めて、そのテーマの線上で勢力的に活動している有名無名のアーチストやクリエイター達のインタビューを載せている雑誌、なんです。
刺激的なのが、インタビュー記事よりも、本を開いたときにまず各クリエイターの作品が目に飛び込んでくるというところで、インタビューは十分な量の記事と内容になっているのに、言葉よりもまずは作品を見て理解しろ、というような作りになっています。
そして雑誌の大半を占めるその作品たちが創意や意思に満ちたエネルギッシュなものばかりで、記事を読まずとも目で追うだけで創造意欲が刺激されて、脳の隅々まで酸素が行き渡り頭が冴えてくるような、そんな雑誌なんです。
それはポスターであったり、舞台衣装であったり、映画であったり、CMフィルムであったり、建物であったり、写真であったりします。ジャンルは違うのに、共通するのはこの雑誌が取り上げる作品がどれも、はっと目を奪われてしまうようなエネルギーを持ったものであるという事です。
今回の「香港のデザイナー」特集で、インタビューを受けていた香港のすごいデザイナーさん達は、だいたい「自分独自のスタイルを持っていなくてはだめだ」みたいな事を言っていました。
このエネルギーと言うのはその「自分のスタイル」というものなのかもしれないなと思い、電車の中で雑誌を読みながら、自分の作品にある「スタイル」とは何だろうか、また、自分の持ち得る「スタイル」とはどのようなものであるかと考えました。
すぐに答えが出るはずもない事なので、考える作業を繰り返すだけでしたが、その創造的な事を考えるという事が久しぶりな気がして、とても刺激的な東急東横線特急電車でした。
答えのない事を考え続ける事はよい事だと思います。
その刺激のおかげで、今日の大掃除はだれずにテキパキとやれました。
これが何の雑誌なのだかまだよくわかっていないのだけれど、
+81というタイトルの意味もなんのこっちゃなのだけれど、
これを読んでおけば創造に対する活力がいい感じにあれしてくるのではないかと思うので、
いい買い物したかも。
最初はインタビューが載ってる雑誌だってわからないくらいビジュアルにインパクトのある雑誌だったのよ。紹介されている作品の写真目当てで買ったバックナンバーが数冊あるくらい。
よかったら本屋さんで探してみて下さい。
で
今日(30日)は結局打ち上げへは行きませんでした。
年末飲みは2連続で終わり。割と普通ですね。
変わりに不毛地帯夜遊びメンバーと数ヶ月ぶりに会い、来年の計画や今年の話や、携帯の話をして、わいわいがやがや。
そういえば今年は万博行ったなあ。