あー、終わった終わった。ビックサイト。
去年のバタバタが嘘だったかのように今年は何事も無くスムーズに終りました。
今日のテーマは「携帯電話」
そして「ナンバーポータビリティ時代の新戦略」
番号ポータビリティ制度が導入されて、来月くらいから携帯会社を変えても番号はそのまま移行できるようになるのだけれど、それに対して携帯会社と関連事業の会社はどういう対応をしてゆくのか、みたいな、そんなのがディスカッションされる場でした。
ソフトバンクの人は親会社が変わって忙しいのか何なのか来ていなくて、
DOCOMOとauで携帯の会社は2社プラス、携帯コンテンツ会社2社で開催です。
そんな中、その携帯会社2社の、平とかではなくしっかりしたポジションを持った人の、
携帯ポータビリティ制度が導入されて、どう消費者や業界が動くのかという質問に対しての発言。
「よくわからないんですよね」
「まったく先が読めない状況で」
話が進まないじゃん!
結局両方ともよくわからないから具体的な対策をあまり立ててなくて、しばらくなりゆきを見守ってみますみたいな感じでした。
大丈夫だろうか。
また、その次に行われた
「携帯電話とデザインについて」みたいなディスカッションでは、携帯をデザインしている人、他の家電をデザインしている人、広告媒体の人、docomoの人で集まって、携帯を中心に他の事例もあげつつ「デザインとは」みたいな熱い討論を繰り広げていて大変勉強になったのだけれど、
その最後、
docomoの人に
「携帯の未来はどうなんでしょう」
といったことを聞いただったかなにかでdocomoの人の発言。
「まったく読めないので考えるだけ無駄かと」
……考えてくれ!
あと全体を通して言っていたのが、
携帯の会社は本当に先の見通しやこれからどう進んでゆくのかが見えない状況らしく、
ユーザーの声をどんどん取り入れてゆく姿勢があるという事でした。
これはDOCOMOもauも共通していて、来ていなかったけれどソフトバンクもそうなのではないでしょうか。
技術革新がどんどん進み、提供する方としても色々ありすぎて消費者のニーズ的なものをうまく掴めないのだとか。逆にそれにうまく乗れば契約数も伸びたりコンテンツの使用量も増えたりするわけだから、消費者の垂らすどんなに細い蜘蛛の糸にもすがってみようということでしょうか。
供給側からの一方向的なサービスではなく、なんだか、需要ありきのサービスを考えようという状況というのはなかなかないのではないでしょうか。
民主主義だってそんなにじゃないし。
勉強になりますわあ。