昨日母が生ハムを買ってきたというので11月のイベント用に用意していたけれど余ったワインを開けて飲んでみた。
ワインをあけるとか我が家では三年以上ぶりの事なので、ソムリエナイフの置き場所が誰にもわからず仕方ないのでメルシャンと書いてあるT型のスクリューで開けようとしたらいくら引っ張っても栓が抜けず、寝ていた力持ちの父を起こして無理やり抜いてもらいました。
非力な僕の力だけでは到底無理だったでしょう。
ソムリエナイフってすごい。
テコの原理って偉大です。
昔100均で買ったワイングラスを持ち出してそれっぽく飲んでいたのだけれど、ワインの旨いまずいや生ハムとの相性など僕にわかるはずもありません。
ただ飲みやすかったので、こういうのを美味しいというのかななどとは考えるのだけれど、美味しいというのはもっと積極的な感想なのではないかと思うのでこれは別段美味しいわけではなくおそらく飲みやすいワインでした。おそらく。
僕はトマトが好物なので割とよくトマトを食すのだけれど、この時もトマトを食べていて、トマトのあとにワインを飲んだら、トマトの酸味に舌が慣れた直後だったからなのか、ワインの酸味に舌の注意がゆかずに、なんだか甘いような香りを沢山知覚する事が出来ました。
これがもしかしたら相性というものなのかもしれないぞ、と思って、色々な飲み方をしてみたら、やはり(酔っていたので錯覚な可能性は高いけど)トマトのあとのワインは甘い。
ワインは料理を引き立たせるものだという、その理屈がわかった気がしました。
この場合はワインを引き立たせてしまっているけれど、料理の場合も同じ事なのかなと。
きっと酸味を麻痺させるって事だけでなく、色々な方法でプロの人は料理に合うワインとかを考えているに違いありません。
そんな事を考えながらワイン、トマト、生ハム、納豆を食べつつ、愉快な本を読んでひとりで上機嫌な夜。
でも僕はもうすぐ25歳。
楽しいのはいいけれど、なんか、これでいいのだろうかと考えてしまう。
よくある事だけど。